座るチカラ

1年前を振り返りつつ記載する内容を考えているのですが、はずかしながら1年前のこの時期、我が家で問題になっていたのが、「継続的に座れない。椅子を変えたらどうだろうか?」というもの。我が家では、斎藤孝先生の著書

を読んだりもしました。受験を終えてみて、個人的な感想を中心に、「継続的に座る」ということ、「椅子」、「座らせる対策方法」などについて私見を記載してみたいと思います。ご参考にしていただけれたら幸いです。

継続的に座れないのは自然なこと

6年生のこの時期、受験と無縁であれば、机に向かって静かに勉強するのではなく、野外を駆け回って遊ぶ方が自然な成長です。つまり、6年生のこの時期座れないというのは、至って自然なことのように思います。しかしその一方で、社会的な要請もありこの時期に受験生活を送らなければならないのもまた事実です。

そのため、継続的に座れるまでには成長していない子供を、親は少しサポートして座れるようにしてやる必要があるということなのだと思います。斎藤孝先生のおっしゃるとおり、集中力と持続力が上がれば自然と成績も上がるというのは事実だと思います。だからこそ、親がほんの少し手をさしのべて、子供が自然と机に向かうことができるように誘導してやる必要があります。

椅子について

座れないことについて(特に当時のサポートの中心だった妻が)悩んでいた1年前、結局、椅子を買ってしまいました。しかし、椅子は買う必要ありません。受験では高価な椅子で試験をするわけではないので、普通の椅子で座れるようにする必要があるようです。椅子は、4つ足の背板のある普通の椅子があれば十分です。

回転いすは遊び道具にしかなりません。くるくる回ってみたり、あちこちいじってみたり、すぐにヘタってきます。好奇心旺盛なこの時期に子供に回転いすは不要です。

買った椅子ですが、結局は、親の私が使うこととなりました。最後の受験をイメージして椅子は普通の椅子を利用した方がいいと思います。

では、どのように対策するか

斎藤孝先生の著書にはいろいろな対策方法が記載されていますが、受験の時期(6年生)に特別な方法で対策する時間的な余裕はまずありません。そこで、我が家では、勉強のやり方で少しづつ座る時間を伸ばしていくように工夫してみました。我が家の場合のポイントは2つだったように思います。

●姿勢を意識させる

姿勢については特に妻が尽力してくれました。姿勢を正すという点については、6年生になる前(3年生、4年生、5年生)にできるようになっている必要があるように思います。6年になって身についていなければ折に触れて注意すると良いと思います。

6年生になる前であれば、斎藤孝先生の本の内容で座り方を指導するのも良いとと思います。また、左手(右ききの場合)が遊んでしまう子には、補助用の道具などで姿勢を正す努力もいいかもしれません。

本や道具を使わなくとも、基本的には、鉛筆を正しく持つ、左手を遊ばない、座り方をしっかりして、背筋を立てたイメージから少し体を前にするといった基本でいいと思います。

6年生になると徐々に長時間座る必要性や長時間集中する必要性が出てきます。「座るチカラ」は是非、養っておいてください。我が家はいつまでも注意する必要はありましたが、6年生になると徐々に身についていったように思います。根気強くやる必要があるようです。

●集中する時間を少しづつ伸ばす

遊びたいさかりですので、必ずしも勉強に集中できる子ばかりではありません。集中力・やる気を持続させるには、子供の嗜好や性格を利用して、大人が少しずつ集中させる工夫をする必要があるようです。我が家の場合は、長期間集中できるようなタイプではなかったので、苦労しました。

ご家庭によって対策はそれぞれ異なるはずだという点を強調させていただいたうえで、我が家での方法を参考に記載いたします。

・ストップウォッチを上手に使う

我が家では集中力が続かない時期、1問1問に解く時間を設定し、その時間よりも早く終わると休み時間が伸びるようにしていました。そして、それとは別に、やれば最低でもこれだけ休める時間を設定しておきます。

例えば、5分で解くと設定したとします。こなせば1分間の休みは必ず獲得(1時間で10分前後の休みになるようにセットするとよいと思います)。もし、4分よりも早い時間で解き終わると、休み時間は基準時間の5分から「(解き直しを含めて)解くまでに要した時間」をひいた時間が獲得休み時間としました。例えば、基準時間5分で2分で解けたなら、3分間の休みを獲得です。

間違えてやり直しになっても時間が進んでしまうので、正確に早く解くということを自然に身に着けるようにしました。

・時間を貯めて仕組みで、取り組む時間を自然と増やす

休み時間はすぐに使ってもいいし、ある程度貯まったところでまとめて遊び時間として利用してもいいとルールを設定しました。我が家の場合は、はじめのうちは解いてはすぐに休んでいましたが、次第にまとめて休んだ方が遊ぶ時間に都合がいいと気づき、長い時間問題を解き続けるようになりました。また、解く時間が早ければ休み時間が長くなるので、遊び感覚でスピードを身に付けていったように思います。

はじめのうちは、休み時間をサピックスのシールは貯める感覚でためていきました。そして、次第に長時間集中が自然に身につき、最後にはルールは自然消滅しました。

このような対策はお子様の性格によっても様々な方法があろうかと思います。日ごろからお子様の様子を見ている親が教えることの1つの利点は、性格を利用した対策をすることが可能だということだと思います。「座るチカラ」を子供に身に付けさせるのも親の役割。

受験を終えて

受験を終えて、中一になり勉強への集中力が身に着いたかというと、やはり元の性格が顔を出す時があるようです。しかし、以前と違うのは、自分で気が付いて直そうとする姿勢が見受けられること。自分ひとりではまだできなくとも、どうした方がいいのかは理解しはじめているようです。独力で直そうという意識が芽生え始めているのはうれしい限りです。

 

お恥ずかしい限りのエピソード。同じような悩みを抱える親御様がどの程度おられるかわかりませんが、ご参考にしていただけると幸いです。

サピ親父
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座るチカラ” に対して2件のコメントがあります。

  1. fumifumi より:

    次男が中学受験をするにあたって、拝見させていただいています。長男は紆余曲折ありましたが、サピから開成に行きました。長男は容量が悪くてもじっと我慢してじっくり取り組むタイプでしたが、次男は座っていられない(すぐにうろうろする)、何度注意しても姿勢が悪い、図形が苦手、解けなくなると機嫌が悪くなる、、タイプが少し似ています。ただ一つ違うのは、我が家は成績が相当ひどいことですね。。5年生までは本人も意欲的に取り組み上位クラスの成績を維持していましたが、5年生中盤からなぜか理由がわかりませんが、全くやる気がなくなりました。それと同時に、成績が急降下。今、ようやく、「これではだめだ」と真摯に取り組み始めました。親が整理し、子供に効率的に解かせ、そして成果をだして子供の信頼を得る。。本当にここまで極められたサピ親様、尊敬いたします。我が家もやってみます。間に合うことを祈って。。

    1. sapioya00001 より:

      遅レスで申し訳ございません。5年生の今の段階で焦る必要はないと思います。しっかりとやっていれば大丈夫だと思います。

      長いこと座れない子どもは座っている時間だけは集中させる。そのための工夫をすると良かったように思います。我が家では、やるときはやる、遊ぶときは遊ぶのメリハリをつけるために、問題を解くまでの時間を意識して、目標より早く終えた時間は遊びに使えるんだという考え方を教えて行くように進めました。勉強もゲーム感覚で時間との競争を意識させるのが、本番でも役立つように思います。(一部の学校では処理スピードが必要になるので、その対応にもなります。)うまいやり方の決定にはお子様の性格も重要な要素ですから、お子様の性格を上手に利用することを意識されると良いと思います。生まれ持った性格やミスの癖も含めて直すのは大変です。しかし、直した方がよい性格や特徴の部分を少しだけ利用したり、正してやる(意識させる程度)、それが親子の中学受験の親の役目だったように思います。
      中学生になった今では、自分のペースで適宜休みを取りながら、一日中座っていることも珍しくありません。焦らずに。受験日まで大変ですが是非頑張ってください。陰ながら応援させていただきます。

      サピ親父

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