志望校色に染まれ!

山登りもとうとうラストスパート。今年のインフルエンザは「毒性が強く、また、予防ワクチンも不足している」とのことですから、くれぐれも体調管理にはお気をつけください。

さて、過去問を何年やるべきかというコメントをちこりん様よりいただきました。ありがとうございます。我が家の私見でお恥ずかしい限りですが、この時期の過去問対策について記載させていただきます。

過去問を何年分やるか

恐らく、サピックスからの目安として、下のように言われているのではないかと思います。(校舎にも依るかもしれませんので、違っていたらごめんなさい。)

ツクコマ(第0志望校)および、第1志望校:10年(解き散らかし厳禁)

第2志望校:5年(解き散らかしOK)

第3志望校以下:2-3年(解き散らかしOK)(←我が家は1年か2年しかやりませんでした。)

親として不安なのは10年でいいのか?個人的な答えは、サピックスの言う通りで十分。例えば、我が家の場合、不安から、ツクコマは古書で約10年前の「声と教育社」も購入し、算数については中学過去問シリーズのツクコマの算数25年も購入してしまいました。(精神安定剤にはなると思います。)しかし、手に入れて感じたのは、第0、第1についても、過去問として取り組むのは10年(+2年くらい)くらいで十分だなという感覚でした。実際、我が家も過去問として取り組んだのは、結局10年+2年でした。それ以上古いと、(後述のとおり)少し傾向や難易度が違っている印象なのと、すでにサピックスで同じ問題やっているぞというものが散見されており、過去問としてまでやる必要はないのかなという感覚でした。(サピックスのテキスト・授業がよくできているということだろうと思います。)

だから、すべての問題を試験形式で取り組む「過去問」としては、10年(気になれば、+2年程度)で十分だと思います。我が家の場合は、1月のホームメイドのそっくり模試で、気になるもの(やったことがないと思う問題を前もってちらっと子供に確認させておいて親が選択)をいくつかピックアップして出題しました。ただし、ホームメイド模試をするにも、同じ学校の古い過去問よりも、比較的類似の問題を出している、ほかの学校の最近の問題を利用した方が、重要な気がしました。そういうわけで、我が家は、どちらかというと、後者でのピックアップを重視しました。

志望校色に染め上げる

直前のこの2か月間(特にこの12月)で重要なのは、志望校色にどっぷり漬かることだろうと思います。子供が12月に成長を自覚したのも、志望校色に染め上がったからだと思います。自分の志望校の試験では、いつも以上の力が発揮できる!そんな状態を作り上げることを目的に、この2か月間をどっぷりと志望校対策に打ち込むのが一番。(第0~第1を十分に対策すると、結果第2~第3の対策は程々の対策で何とかなりそうだという感じがしてくるものでした。)

学校が求める生徒像も時代とともに変化していると思います。最近の問題で「その色」に染め上げるのがこの2か月。古い問題はそこまでナーバスになる必要はないのではないかと思います。だから、第0~第1も、過去10年をしっかりカバーしていれば十分だと個人的には思います。そのかわり、その10年はしっかりと身に着ける。類似問題を出す学校に触手を伸ばすにしても、志望校の過去10年分とサピックスのSSは(ほぼ完全に)身についている状態をまず作ってから。繰り返しになりますが、10年前ではなく今の志望校色をしっかり染まるのが肝要だと思います。

自信をコントロール

ツクコマは特に古くなると少し簡単に感じる問題が増える気がしますが、どうでしょうか?恐らく、簡単に感じるのは事実ですが、簡単というのは語弊があるのだと思います。というのは、時間の経過とともに典型問題化していった良問が多数あるというのが実情ではないかと思うからです。(サピックス等で)既に何らかの形で出会ったことがあるので少し簡単に感じてしまう。他学校ですが今思い出す典型例としては、「図形の桐朋分解」。出題された当初は新鮮ですが、方法や知識を塾が教えてしまい、それがコモンセンス化する。もう1つ有名な問いを思い出しました。2005年のツクコマの国語の詩(三木露風の赤とんぼ)。「オわれてミたのはいつのヒか」のカタカナ部分を漢字にする問題。(「負われて」が書けるかを問う問題ですが、)これはいろいろなところで紹介されているので、過去問として解くときにはもう知ってるよとなってしまう。過去問は最初の出会いが重要だとしばしば言われますが、ツクコマは良問が多く、(どこかで)事前知識を得てしまっていることが多い気がしています。良問の定めですね。。。答えややり方を知ってしまえば簡単なので、それを簡単と感じてしまう。そうやって、今となっては「簡単に感じてしまう」というのが事実でないかと思います。テキストを作っているサピックスは、重要な良問は既に教えているのを知っているので、10年で十分だと言っているのでないか?というのが、個人的な見解です。

逆に、自信を喪失しかけている時には、古い問題を利用して自信をつけさせるのに利用するのも1つかと思います。こどもは実力と勘違いしますから。実力を伸ばすことと、本番に向けて自信を積み上げること、この2つを我が家では一番意識しました。男の子は特に調子に乗り出すとガンガン伸びて行きます。自分の「力」以上の「力」だっていくらでも出せると思います。そんな状態に仕上げるのが我が家が考える理想の着地点でした。

さいごに

まとめると、【1】10年(+2年)より前の過去問は重要度は低い。【2】古い過去問よりも、類似の出題傾向の学校の過去問を手に入れて、その最近の問題に触手を伸ばすべき。【3】古い過去問は全てを解くのではなく子供にあったものをピックアップ【4】10年(+2年)以上前の過去問、類似問題を出す学校に触手を伸ばす場合には、過去10年分とSSの内容は(ほぼ完全に)身についていることが大前提

というのが、私の個人的な考えです。ここからの2か月間、インフル対策としての適度な睡眠も確保したいですし、1時間1時間が貴重です。だから、不要な問題を解く作業は極力避けたいのが本音です。その意味においても、10年以上前の問題をそのまま試験形式の「過去問」として解くのは、場合によっては(時間の有効活用という意味において)マイナス効果にさえなるのだと思います。

 

コメントありがとうございました。以上は全くの素人の私見ですので、ご参考程度にとどめていただき、お子様にあった対策をしっかりと計画されることをおすすめ致します。また、皆さまにおかれても、体調管理に気を付けて充実した2か月を過ごされ、皆さまの努力で大きな蕾が花開き、素晴らしい春が迎えられることを切に願っております。

 

サピ親父

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志望校色に染まれ!” に対して1件のコメントがあります。

  1. ちこりん より:

    詳細なご説明ありがとうございました。難関校の受験で、迷いながらの学習を続けてきましたが、これまでにも増して今回もとても参考になりました。迷いなくしっかり学習進めていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

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