「大学新テスト」と中学受験
気温が急に上がってきました。体にも大きくこたえるので、受験生とそのご家族におかれましては、体調に気を付けて引き続き頑張ってください。
さて、大学入試センター試験(以降、センター試験)に代わって、2020年度に始まる新テストの問題例が独立行政法人大学入試センターから公表されたことが新聞記事で紹介されていました。今日はそれを眺めながら雑談です。
国語と数学の記述について
国語と数学I・IAで記述(国語、数学でそれぞれ3問程度)を導入します。その、モデル問題例が、モデル問題例等について というページの「大学入試共通テスト(仮称)」記述式問題のモデル問題例 (2017・7・22リンク変更)に掲載されています。問題の水準などについて、各所でいろいろと指摘がされていますが、いつもサピックスで勉強を見ている親御様であれば、ざっと目を通してもらえれば印象はわかるかと思います。
英語について
民間の検定・資格試験(英検、TOEIC等)へは20年度または24年度に完全移行となっています。今の6年生は2023年度に大学受験(移行から4年目)、5年生は2024年度(以降から5年目)に大学受験です。6年生は民間テストと従来型共通テストの併存期間になっているかもしれませんが、5年生は完全移行の可能性が高いようです。
中学入試について
昨年度、中学受験を受けた太郎は、かえって来るといつも試験の印象を話してくれました。その時にしばしば聞いたのが、「『思考力』系の問題が増えていた」というコメントでした。よく見かける典型的な問題というよりは、工夫をしながら答えを導かせたり、説明させたりする問題が少し特徴的な問題として目についたようです。来年度どのような試験傾向になるのかはわかりませんが、広範囲の基礎的な知識の習得は言うまでもなく、それをを日常生活での応用できるような力(ちから)のようなものを次第に望む傾向が出てきているのかもしれませんね。
サピ親父
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