市川中(第1回)の2017入学試験談
1.試験問題(予想)について
市川中学を受験する前に、今年(2017)の問題の傾向を把握すると受験が有利になる。学校説明会に参加していれば、よりよい情報を入手できるのだろうが、模試替わりに受験する人たちは必ずしもそこまでの情報収集はやっていない。今年受験して、そのための最も正確な情報は、市川中学のWEB内にあった。
市川中のWEBに行き、右上での検索カラムに”入試試験”として、検索すると入試問題について学校が説明している書類を見つけることができる。
ここで、重要なのは、今年(2017)の記載と前年(2016)の記載の2つを印刷し、2つの差分を確認すること。先生方がわざわざ変更している点は今年の問題の一番の特徴だからだ。
実際、2017年の記述では、国語と算数が難化するような傾向が見てとれる。特に国語では、
50分間の使い方 時間配分が大切 どの問題から始めるか?
という文言が追加されている。つまり、問題が難化の可能性、そして、もしかしたら特に大問1が難しい可能性が疑われる。この点をよく子供につたえておく。
実際に帰ってきた子供に尋ねると、国語が特に難化していたという印象だったらしい。戻ってきた子供の言葉をそのまま借りると、「限られた時間の中で、答えを吟味する難しさ」が増していたようです。
2.城西地域からの受験でのホテルの利用について
東京西部から市川中へ向かうことに関する話題ですが、我が家はホテル(ホテル ザ・マンハッタン)を取りました。朝出て受験に向かうのとホテルから受験に向かうのでは、心理的な安心感が各段に違いました。試験に集中するために買える安心感は買ったほうが安い。行ってみると良くわかりますが、城西地域(山手線の西側地域)から幕張はかなり遠いです。ホテルによっては受験生プランを用意してくれていますので、それを利用するといいでしょう。我が家はそうしました。
受験対策でホテルが6:30から朝食を用意してくれていました。ありがたいです。余談ですが、朝食はビュッフェスタイルのところが多いと思いますので、子供には食べ過ぎないように伝えるといいでしょう。
ホテルが送迎バスを出してくれていますが、(送迎時間に)時間を縛られるより、10分くらい歩きましょう。駅より近いくらいの距離、散歩がてら歩いて気持ちを落ち着けるのによいでしょう。
3.会場について
本番前の練習のために受験した市川中ですが、本番での緊張対策としても良い受験校となりました。市川中はメッセ会場での受験となりますが、試験会場が大きいため、いつも以上に緊張したようです。サピ模試や外部模試など受けてきました、それとは違う緊張感がメッセでの受験にはあったようです。
試験時間中父兄はイベントホールの保護者控室で待つことになります。この時も近くにホテルがあるとぎりぎりまでホテルで待つことができるので、体の疲れもだいぶ違いました。利用したホテルはチェックアウトが12:00でしたので、12:00近くまでホテルにおり、その後イベントホールに移動しました。(試験終了時にはイベントホール内にいるように指示があります。)
4.終了後の合流方法について
受験生メッセ内に入場しますが、父兄はメッセ内には入場せず、入り口(中央出入口)の前で分かれます。メッセ内に入場してからも試験会場までは数分歩くそうです。戻ってきたときもこの入り口前で合流になります。
帰りの順番は受験番号順(200番ごと)に合流場所となる中央出口の前に向かいます。子供たちは入り口を出ると帰路の右側のほうに歩いていきます。親は張られたロープの外から子供を見つけて合流となります。
5.2017年 市川中学の第1回の志願者状況(配布資料より)
全体 | 男子 | 女子 | |
一般入試 | 2613名(2698) | 1664名(1685) | 949名(1013) |
帰国生入試 | 41名(59) | 26名(34) | 15名(25) |
英語選択入試 | 20名(14) | 12名(8) | 8名(6) |
計 | 2674名(2711) | 1702名(1727) | 972名(1044) |
※()内は昨年の志願者数
※帰国生入試と英語選択入試の前年志願者数は、それぞれ帰国生入試I型と帰国生入試Ⅱ型の人数