新学年にようこそ

あけましておめでとうございます。6年生の皆さんはもうすぐ本番。部屋の中も誇らしいほどにプリント類などで煩雑(我が家のケース)になっているのではないでしょうか?次々とコピー機を動かし、プリント整理は二の次になってしまうのが、この時期です。でも、ゴールは間近です。今しばらくの辛抱です。

そして、新6年生のご父兄、受験年度突入の年となりました。我が家を振り返っても、この時期はいろいろな不安をもってお過ごしではないかと思います。そこで、本日は、特に新6年生のご父兄に向けたメッセージです。

襲われる不安

新6年生のこの時期に考える1つの不安が、中学受験を目指して本当にいいのか?という不安ではないでしょうか。成績が安定して良いお子様の場合はこのような不安が襲うことはないと思いますが、子供のやることですから、多くのご家庭では、こういった不安とは無縁ではないように思います。我が家もそうでした。

「昔の子供なら、この時分は外で毎日飛び回って遊んでいた。その方が子供の成長の観点からは、健やかなはず。その時期を中学受験に専念するのだから、相応に成長や見返りがないとわりに合わない。」などと、いろいろ考えてしまいました。家族との時間もあるこの時期は、中学受験を本当にするべきかどうか不安が始まる時期でもあるように思います。我が家の場合も、この時期から半年ほどの期間、「すったもんだ」がいろいろありました。

大丈夫。You CAN Do it.

結論から申し上げると、4年生~5年生を頑張ってきたなら、成績など気にせず最後の1年を走るべきです。そして、中学受験を有意義なもの(合格だけではなく)にするには、親御様がこれまで以上に関与する1年を過ごすべきです。このサイトを立ち上げた動機の1つにこの考えがあります。大変ではありますが、親から子へ勉強に関する「いろは」を1年を通じて教えて上げてほしいです。1年後、きっと親子の絆が一層深まっていることを実感できると思います。

でも、「成績が上がらない、このままでは・・・。」と不安をお持ちの親御様もいらっしゃるかと思います。そこは、親がしっかりとサポートしてください。成績は親がコミットしてやる必要があります。子供の不得意をしっかりと見極めて、不得意を繰り返し繰り返しやり続けます。子供たちは、目の前の問題に集中できるので、次第に成績も上がってくると思います。この1年だけです。期限のあることですから、大丈夫です。できると思います。

スケジュール作り

新学年のスケジュールも配られるこの時期です。1年のスケジュールを確認して、お父様がまだ関与が足りないご家庭においては、お父様を引きずり出す交渉時間に、この時期を充ててみてはいかがでしょうか。私もそうですが、当初は中学受験にはあまり深く関わってはいませんでした。しかし、思いっきり関わってみると、大人をはるかに凌駕する子供の成長力に面白さを感じます。できないことが1つ1つできるようになり、いつしか親を越えて行く。6年生の1年だけでも、親子で受験勉強漬けになるのも親子のいい経験になると思います。スケジュール作りは昨年ここにも記載しているので、参考にしていただけると幸いです。

メリット・デメリット

中学受験で親が手とり足とり教えるというのにも、デメリットもあろうかと思います。本来は時間をかけて自分で考えるのが勉強だと個人的に思っています。「自分で不思議を発見し、それを自分で解決し、それを通じて、社会、科学、言語に対する興味・関心を高めてほしい。」と思っています。中学受験は時間との闘いになるので、このようなプロセスを経ることができない点がデメリットだと感じています。ただし、このような本格的なプロセスは中学入学以降にも養うことが出来ます。だから、今は大きなメリットの獲得を目指したい。子供たちが行きたいと思っている志望校なら、中学受験で入ってくる友達には、子供に刺激を与えてくれる諸先輩方、同級生が多数いる。子供の生涯の友人と出会う可能性が高いのが中高時代の仲間だろうと思います。親御様のサポートでそれを子供に与えるという気概でご父兄の皆様の深い関与を願っております。

さいごに

上位常連のお子様よりも、失敗と成功を繰り返してきたお子様の方が、将来を生き抜く力を得ているように思います。だから、そういう失敗を経験しているお子様にこそ頑張って頂きたいと思っています。これからの1年が皆さまにとって良い1年となることを祈念して、新年のご挨拶に代えさせていただきます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

サピ親父

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