模試の種別

3日間におよんだGS特訓も終わったものの、5月の後半からはサピックスの先生との面談や、各校の学校説明会なども控え、気が休まらない日々が続いていることと思います。ゴールまではまだまだ長い道のりですが、気を緩めず前進してください。

先日、他塾の模試について記載したので、今日は、試験のタイプを個人的な私見に基づいて分類してみました。ご参考に。

習熟度を確認するための模試

マンスリーや組み分けテストはこのタイプ。範囲の指定のありなし等の違いはあれど、この程度は習得していてほしいという考えに基づいて作成されている印象のある模試です。学校別試験では捨て問対策を含めて身に着けていきますが、このタイプの試験には捨て問など存在しないため、間違えたところ、できなかったところは必ず確認し、何度も復習してできるようにしておきたいです。

志望校を選択するための模試

5年生の終わりごろから6年生の12月ごろまで実施される「志望校診断サピックスオープン」や「合格力判定サピックスオープン」がこのタイプ。志望校や受験校をどこにするか選択することを主たる目的として考えている(と思われる)模試です。合否の正確性よりも志望校・受験校としてどのあたりの学校が適切かの指針を示してくれる試験なので、6年生の今の時期には特に参考になる模試です。私見ですが、この時期(6年の春)に志す志望校としては、「チャレンジ圏」の学校を選択するくらいでちょうど良い思います。目標は高く。勿論、(親を含めたご家族での)頑張りが必要ですが、諦める必要はありません。

志望校別の模試

合格をつかむために一番重要なのが、夏以降の学校別の授業や対策と「この試験」ではないかと思います。志望校別の模試は、他塾等では夏前ごろから始まるところもありますが、サピックスでは秋ごろから始まります。各学校の試験には、求めている生徒像の違いから、いろいろな個性・特徴があります。同じ偏差値の学校でもタイプが全く違うと、合否結果が分かれる場合もあります。お子さんの相性次第では、通常のテストの偏差値よりもずっと高い偏差値の学校でも合格を勝ち取ることができますし、逆に偏差値的には楽勝でも合格には及ばないこともあります。しかし、相性の問題なら対策を十分にやれば克服できます。夏以降、志望別の対策と試験をしっかりと繰り返すことで、志望校合格を確実にすることができると思います。(ただし、ツクコマだけはこれだけやっていれば安心という安心感はいつになっても得られないかもしれませんが・・・。)また、志望校別の対策は取り組む時期が早すぎても、ダレてしまって良くないように思いますので、サピックスのスケジュールにあわせて対策されることをお勧めいたします。この学校別の模試は秋以降本格化しますが、他塾の模試を含めてできるだけ挑戦するのがよいと思います。各塾ともそれぞれの視点で各学校の特徴や来年の傾向を予想したうえで出題しているので、受ける意味があると思います。

 

サピ親父

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