国語力が全教科を制する?

ブログに書き残しはないかと「本・書籍」関係のカテゴリーを作成してみると、西角けい子先生の本「すべての成績は、国語力で9割決まる!」の紹介を忘れていました。どこかで記事にしたと思っていたのですが・・・。新学年最初というタイミングも良いので、中学受験体験をもとに感じたことを交えながら、備忘録にしておきます。参考にしていただければ光栄です。

すべての成績は、国語力で9割決まる!

とは、本の題名ですが、9割かどうかは分かりませんが、重要だった印象はあります。この本は、4、5年生(あるいはそれ以下)のお子様で、「学習意欲がもう少しで、ひとりでもう少し学習ができたらな」というような悩みお持ちの「お母様」にオススメいたします。6年生は本の内容よりも高いレベルで国語に取り組むので、時間があれば読む程度で良いと思います。

成績を上げたい!最初に取り組むべき科目は?・・・国語

4教科すべて成績をあげたい。でも、どの教科から?前出の本の意見とも合致し、個人的な経験則からもその意見に同意できるのが国語です。

確かに、親が関与することで効果的(比較的簡単に)に向上させることができるのは算数かもしれませんが、他の教科へも好影響を与えるという意味で効果的なのは国語だったという印象があります。だから、受験までまだある程度時間があるときに、(得意でないのなら)最初に取り組むべき教科は国語だと思います。

恥ずかしながら我が家の場合、見るも無惨な成績だったのが国語だったために、国語から付きっ切りを始めました。しかし、これが良かったと思っています。国語が少し分かるようになってくると、理科や社会、算数なども成績が自然とすこしずつ向上していったように感じています。国語は全ての教科の礎のような教科ということなのか?分かりませんが、子供の勉強を教えていた時には、こういう印象を持ちました。

4、5年生、そして、新6年生が始まった今、国語力に不安があるのなら、まず手に付けるべき教科ではないかと思います。

本が好きと国語ができるは別

太郎は、本を読むが好きでした。でも、国語となると成績は・・・。どう読んでいるのか?と不思議なくらいでした。我が家の経験則では、「本を読むのが好きなのと国語ができるのは別」。親子で同じ問題に取り組んで、解き方の1つ1つを手とり足とり教えた頃を懐かしく感じます。我が家が太郎で苦労したこと、思い出せる範囲で以下のようなことだったと思います。

(1)問われていることが正しく伝わっていない・・・設問をしっかりと分析する

設問に書かれている文章をしっかりと読めていない。太郎に教えてみて、最初に感じたのがこれでした。何を聞いているのか?条件は何か?設問である問題文をよく分析して、答えるヒントを探す作業を最初にしないといけないのに、これができていないようでした。正しく設問を読めていないので、「問題を難しく捉えすぎて、何を答えていいのかわからなくなる」という悪循環でした。説明すると「え、何、そんなこと?」という感想が何度も・・・。「設問には先生たちからの最高のヒントがあるんだから、しっかりと読む」、「先生たちは受験生に合格してほしいと思って設問を作っているはずなんだから、その先生からのメッセージをしっかりと受け取ろう」と何度も伝えました。設問との対話の仕方を教えるのが我が家の最初のステップでした。

(2)模範解答をよく読む・書く

我が家では、私が伴走を始めたのが6年の夏からだったので、太郎の国語に付き合いはじめたのも、6年生の夏に取り組む「有名中」からでした(かなり遅かったのです。)。親子で一緒に読み解答を作成した後に、一緒に問題を議論しました。読む範囲の目星の立て方や、解答に書くべきポイント(文言)などを子どもと話しながら、解答を作成していきました。そして、最後には模範解答をよく読ませて、必要ならそのまま(あるいは少々直して)模範解答を書かせました。これは前出の本にもありますが、正解の書き方を身に付ける意味での習慣づけ。解答によっては、ここまではなかなか書けないだろうなというものもありますが、どういう内容を書くべきなのかというのは次第に身についていくように思います。

(3)情景や情動に意識をやる

情景を画像でとらえて、主人公の心の動き・変化をとらえるというのが物語。特に、こころの動きを正しく読めていない(意識がいっていない)・・・。物語の苦手な男の子に多いのかもしれません。我が子がそうでした。これを直すのは、何度も言って意識をさせることだけのようです。(何度も言っても、興味がないのか、意識しようとしないようです。意識していないから、行動の裏側にある心の動きが読めない。「あ、そういうこと?」と聞くありさま・・・。)あとは身に付くまでの繰り返しだと思います。情景や情動に意識をやって何度も読んでいれば、自然と解けるようになる気がします。太郎は最初は物語は全く苦手でしたが、最後はむしろ物語の方が得意になっていました。

(4)ことばを知らない言葉

「分からないことばがあっても知らんぷりで素通り」、これも(一部の)男の子に多いのではないかと勝手に思っています。この対応は地道にやるしかありません。怪しそうな言葉はいちいちどういう意味かを聞いていました。自分でも知らんぷりしないようになればOKですが、ここはなかなか地道な作業かもしれません。しかし、6年生(秋以降)になると、語彙プリ(語彙力育成プリント)が配布されます。語彙力をつける、または穴を探すのには大変重宝しました。出てくることば(選択肢中の全ての言葉を含めて)に知らないものがないかを確認してください。そして、語彙プリを(1枚5分~10分程度で終わるので)ちょっと隙間時間に繰り返しやると、語彙力が着実に上がります。語彙力は、受験直前まで伸びるので地道に行きましょう。

 

こんな状態でしたが、読める(直しノートの書き方が論理的なものに変わる)ようになった後には、サピックスの志望校別などの宿題添削や答案作成などでおかげ様の成績にはなりました。手間と時間をかければきっと変わります。以上は個人的な勝手な感想ですので、参考程度にお読みいただければ幸いです。各ご家庭のお子様の更なる成長を祈念いたします。

サピ親父

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国語力が全教科を制する?” に対して2件のコメントがあります。

  1. 藤田 より:

    こんにちは。
    ご紹介いただいた国語の本、さっそく購入いたしました。おススメいただき、ありがとうございます。
    息子さんに寄り添って中学受験を経験されて素敵ですね。私も頑張りたいと思います。
    いつも冷静な文章でとても参考になります。ありがとうございます。

    1. sapioya00001 より:

      コメント、ありがとうございます。
      また、拙文にもかかわらず、ご覧くださいましてありがとうございます。

      中学受験を伴走している時分は余裕もなく、「素敵」と形容されるような状況とはかけ離れておりました・・・。でも、終わってみれば素敵な思い出です。苦労の分だけ、きっと喜びも一入と思いますので、長い道のりかもしれませんが、入学試験日を迎えるその日までお子様をサポートなさってください。陰ながら応援させていただきます。

      サピ親父

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