男女別学という学校選択

組み分けテスト直前で、ウェブなどチェックする余裕などほとんどない状況になっているのではないでしょうか。一息ついたころにお読みいただければ幸いです。

ご参考に、昨年(7月度入室・組み分けテスト)の子供の所属校舎の上位クラスのコース最低偏差値です。まだこの時期は全体的に偏差値の水準がやや低めですね。順位変動ある夏前ですので、目安程度にどうぞ(別格大本山の優秀なお子様で、夏前に完成しているお子様も一部にいますが)。

ちなみに、この時期、太郎は(恐らく成長期による)病的な睡魔全盛とも言える時期・・・、モチベーションは最悪でかなりな低空飛行でした。夏の学校別で、希望クラスに滑りこめるのかどうかでハラハラの時期でした・・・。

コース最低偏差値
最上位クラス「α1」 66
上から2番目のクラス 63
上から3番目のクラス 61

さて、本日は、おおたとしまさ先生の「男子校という選択」のご紹介です。おおたとしまさ先生の本は子供の受験期に何冊か読ませていただきました。男子校という選択肢がいかに良い選択かを述べています。詳細は実際に本を手にして読んでいただいた方が良いと思いますので、個人的に心に残っている部分のみ簡単に紹介させていただきます。

「中等教育期、男の子と女の子に効果的な教育法は違う」

競争vs協力など男女では働きかける方法が違う。男子教育では一見無意味なバカをすることが大きな意味を持つ。男女には、能力差はないが性差がある。

「異性を気にせず自分をさらけ出すことの重要性」:

異性に気をつかう必要のない男子校では、自分探しに集中できる。その結果、自己分析、自己理解、自己追求が進む。そして、それは他人を認めることにも繋がる。このような理解を経て、なりたい自分に近づくために大学を選んだ子は、受験でのモチベーションが高まるため、結果的に進学力が向上する。(著者は、偏差値60の共学より偏差値54の男子校の方がお買い得とも。)

「勉学のみならず、人格形成の上でも第二次性徴期(思春期)に別学することがよい」:

同性への深い理解が、異性への理解を深める。男女平等の目的達成ための手段が、思春期における教育を共学化することではない。思春期に別学化するほうがむしろ男女平等を達成する。共学環境は、「男の子は男性らしく」、「女の子は女性らしく」という性的な固定概念(教科選択においても)を強化してしまう恐れがある。また、18歳までは男の子の方が、女の子に比べて成長が遅れているので、男子は「自信と成長の機会」が奪われやすい。

「世界各地でも、男女別学が見直されている」:

実証結果を含めて、男女別学の効果が確認されてきている。そのため、世界的には(GHQ主導で日本に共学化を促したアメリカでさえ、)男女別学化に戻っている傾向がある。

徐々に本格的に受験校の検討に入ると思います。男子校(女子校)を選択肢として考えている親御様におかれましては、ご参考にされてはどうでしょうか。(おおた先生の「女子校という選択」という本もあります。)

 

サピ親父

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