中学受験と睡眠

おかげ様で無事に我が家の中学受験を終了しました。太郎お疲れ様でした。今日はすっかり寝坊して11時間睡眠。満足そうに起きてきました。

昨晩、節分の豆まきをして、午前中は太郎も掃除をお手伝い。受験勉強のほこりを払い、新年の準備?といったような雰囲気でした。我が家では昨年末から「今年の正月は春節(笑)以降、今年の我が家は旧暦基準だからね。」と言っていたので、子供も年末年始気分で手伝いを少々して、あとはゆっくり過ごしていました。

さて、今日は寝坊に関連して、中学受験で得た睡眠に関する話題を書き残しておきたいと思います。

成長期の子供ということもあり、中学受験は睡眠管理が非常に重要だと感じました。特に6年生の親御様におかれては、特に参考にしていただけると幸いです。伝えておきたい点は以下の3点。

・成長期の病的な睡眠と対処方法

・睡眠時間と子供のパフォーマンス(成績)の関係の把握

・入試直前期の睡眠管理方法

以降で、簡単に記載します。

成長期の病的な睡眠と対処方法

中学受験勉強を行う6年生は成長期の真っ盛り。小学6年の息子を襲ったのが、成長期ゆえの「病的な睡眠」。すべてのお子様がかかるものではないと思います。しかし、お子様を襲う可能性があるので、親御様はその可能性をよく理解する必要があります。

我が家では6年の春にその病が発症しました。それはいくら寝ても寝足りず、寝たら最後、起きてこられない。例えば、学校から帰る電車で寝てしまったら、どこまで行くのか分からないのです。もともと寝起きはよくないのに、もう全く起きられない。その病が発症すると成績も最悪です。勉強が頭に入っていかないようでした。本人もどうにもできないほど、とにかくいつも眠いようでした。本人も精神的にも不安定になり、大変な時期になりました。

我が家がとった対策はSAPIXの勉強を一切しないこと。そして、その期間はとにかく寝ること。学校の宿題だけをやってすぐ寝ることにしました。(実際は、精神的にもどうにもしょうがないので、結果的にそうなってしまったのですが・・・。)すると、約2週間ほどで睡眠病(仮称)から解き放されて、SAPIXの勉強にも復帰しました。しかし、これがどれほど続くのかは子供の成長次第です。我が家の場合も、もっともっと前からずっと軽い睡眠病だったのかもしれません。ただ、病的なほどにひどいのが数週間だったというだけで・・・。親御様におかれましては、このような睡眠病(仮称)が襲ってくる可能性があることを頭の片隅で理解しておいてください。

我が家では、正直、この時点で半ば受験あきらめ気味でした。そして、症状改善以降も受験まで、睡眠病(仮称)が再発症しないかといつもドキドキでした。少し寝不足気味と思ったら、恐れず睡眠時間を少し長めに確保しましょう。でも、きっと大丈夫です。ほかの人より大変なのはその通りですが、体調が戻れば勉強は何とかなります。(残念ながら親の役割の重要性は増します。が、やりがいも増します。)

余談ですが、その時期に身長がぐんと伸びました。体の成長に栄養を取られていたのかもしれないですね。

睡眠時間と子供のパフォーマンス(成績)の関係の把握

勉強を見ていく過程で感じたのが、成績と睡眠時間に関係がありそうだということ。そして、睡眠時間がある水準より下回ると、パフォーマンスがグンと落ちるようでした。6年生の親御様は、SAPIXで授業の成績と睡眠時間の関係をよく意識して観察してください。特に簡単なミスが増えます。息子の場合、8時間寝ないとあきらかに授業の点数が悪化していました。

不得意を打開するときや、宿題がどうしてもというときは臨機応変にやっていただいてよいと思います。そして、そのときは、是非、睡眠不足具合とSAPIXの授業での成績をよく観察してください。翌日等の成績に影響がない睡眠時間を把握することができるようになると思います。そうして、6年生の1年間をとおして、親はこどもの睡眠時間と成績の関係を把握するよう努めてください。

入試直前期の睡眠管理方法

睡眠は長すぎてもだめ、短すぎてもだめ、子供のパフォーマンスが落ちはじめる睡眠時間より少し長めの睡眠時間を意識して確保するようにしてみてください。(長時間睡眠については、一般的には10時間を超えると逆効果と言われていると思います。しかし、その長さは、お子さんの体質や状況にも依存すると思いますので、その子にあった長さを把握するように努めてください。)

直前期だけは極力睡眠時間確保ファーストで。1月以降は特に意識します。また、前日は、緊張ですぐには寝付けない可能性も意識し、さらに少し長めに睡眠時間を確保します。そうして、最高の状態でお子さんが受験できるように親が管理してください。

以上、睡眠にまつわる雑感でした。

サピ親父
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