志望校別模試の受け方と注意点

6年生は9月に入り一段とギアがあがってきたところでしょうか?保護者説明会が終わったか終わらないかの時期だと記憶しています。新しく始まる単科の説明や志望校別の説明があり、不安も多い時期だと思います。確かに、ここで勉強方法(授業の重要度などの重きの置き方など)が少し変化しますが、それからは受験日まで猛進するだけです。

記憶が曖昧で申し訳ありませんが、志望校別の半分前後が合格するように志望校別クラスを割り振っていると何かの本で読んだ記憶がありますので、まずは半分より上を目指すことが目標です。(もっと正確な合否感覚は先生方が把握しているようで、こどもの話などから、授業の中で大体の合否ラインが分かる感じでした。)

9月以降、サピックス以外にも志望校別の模試が各塾で企画・実施されます。試験日が重なることも多く、どうしようかと悩まれることも多いと思います。昨年の体験感覚から、個人的な印象をコメントしておきますので、ご参考にしていただけたら幸いです。

(個人的に考える)ポイントは下の4つ。

・無理して受ける必要はない

・ただし、申し込みはする(問題を入手せよ)

・結果が芳しくなくても気にするな

・捨て問を考える

 

無理して受ける必要はない

他塾の試験を受けると、サピックスの復習や宿題の消化にしわ寄せがこることがあります。サピックスの試験だけで十分網羅されている印象ですので、「他塾の試験があるから、必ず受けなければ」となる必要はありません。時間的に余裕があるかないかなどをよく判断して、余裕があれば受ける程度で良いと思います。ただし、

・他流試合(知らない人ばかりの中で一人頑張るというストレス)に慣れるため、1度か2度は受けておく

・わざわざ遠い試験会場を選ぶことも(あえて負荷をかける。サピックス試験もまた然り。)

という点を気にしながら、あくまでも本番の準備です。

ただし、申し込みはする(問題を入手せよ)

試験を無理に受ける必要はないのですが、できる限り問題は入手します。これは、直前期に(試験)問題が足りなくなったときに重宝します。直前期、過去問もやりつくしてしまい、新しい問題に飢えてきます。このときに他塾の模試問題は結構役立ちました。各塾とも志望校別問題にはそれなりに力をいれて作っていますので、直前模試として利用すると大変重宝します。

模試が複数塾で同時に行われるときは、全てに申し込み。当日受けるのは、無料模試の試験でした。無料模試はたしか、欠席すると問題がもらえなかった記憶があります。だから、無料試験を受けて、有料試験は自宅に郵送されてくるものを入手。そして、それを直前模試がわりに利用しました。

結果が芳しくなくても気にするな

塾にもよりますが、変に難しい問題を出題し、巧みな言葉と不安で入室を・・・。という場合もあります。結果が悪いからといって、あまり気にしなくてよいと思います。問題の質をよく見て、解けるべき問題かどうか、良問かどうかをよく判断して、無駄に不安にならないようにしてください。たとえば、見直しをやったら、出題側が間違っていることもありました。(全てあげなさいという問題で、模範解答の答えが1つ漏れている。単純な1つ数え落としです。太郎と何度か確認しましたが、解答が明らかに間違っていたのです・・・。模試のあとで解説授業があったので、訂正の解説なかった?と太郎に尋ねるとそこは飛ばしていたと・・・。模範解答も間違えるような捨て問は作らないでほしいです。)

こういうこともありますので、模試を含めて、メインの塾中心のスタンスで。他塾の模試は、他塾の情報に触れる一環として受ける。無駄に難しかったり、答えが・・・ということもあるので、結果は変に気にしない。サピでの結果にこだわっていればOK。

捨て問を考える

試験のあとには、従来どおりの復習のほかに;

・時間配分について

・どこから解くか?飛ばすべきだったか?

・どこの問題は落としてはいけないのか?どの問題が勝負か?

なども復習します。

繰り返しになりますが、9月までは、満点を目指すように指導しましたが、これからは、合格を目標に時間内に最高の点数を出すための指導に徐々に変更しました。(実際には、愚直に全部やろうとして、試験の結果が悪化。それを経験してから、捨てることもあることを教えました。)解かなくてもいい問題を判断する力や捨てる勇気を教えはじめました。模試などで復習を終えたら、各問題の難易度の区別を3段階(落としてはいけない、可能なかぎり取りたい、取れれば有利)で話をするようにして、どの問題で得点することが合否の勝負なのかを判断できるように練習しました。(徐々に、本番での勝負勘の養成です。)

さいごに

(たしか)これからのマンスリーは昇降無限大、本番に向けて本格的な模試モードです。学校の行事も立て込み、欠席しなければならない時もあってハードではありましたが、我が家はこんな感じで秋の長丁場を乗り越えました。参考にしていただけると幸いです。

ほとんどの土日も予定が埋まり、(宿題や復習などの)借金返済もできない日々がこれから始まります。皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。

ご参考: 学校別模試一覧(2018用)

 

サピ親父

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