有名中で子どもに伝えたいこと

有名中も終盤戦でしょうか?
家庭学習に集中できる良い時期なので、この時期しっかりとお過ごしください。

昨年、有名中をやりながら感じていたことを記載させていただきます。

直しを癖に

夏の「有名中」は、昨年度の試験を網羅的に取り組むことで、入試の試験問題や最近の傾向に慣れる作業だと思います。しかし、親として、一番、子供に伝えておきたいことは、テスト後の「見直し」を身に着けさせることだと思います。子供の学生時代はまだまだ長く続きます。ですから、テスト直しの癖は早いこのタイミングで教えこませておきたい。

直しの仕方を

有名中の取り組み方(直しも含めて)については、サピックスから指示があったかと思います。マンスリーテストやサピックスオープンなど、これまでのテストでも直しはやって来ているとは思います。しかし、有名中での直しはこれまで以上に丁寧に取り組んでいることと思います。直しノートは先生方も目を通して下さるので、子供もまじめに取り組もうとします。だから、直しの取り組みかたを教えるのにも絶好の機会でした。

特に苦手教科の直しに付き合うのは大変効果的でした。答えを導くまでの考え方を1つ1つステップに分けて口頭で説明させていきました。1つ1つのステップで確認するのは、思考の順番を定着させる意味もあります。また、口頭で説明できないということは理解できていないので、どこが理解できていないのかを親が知ることができます。そして、答えにたどり着くと、最後にその説明に従って、ノートに直しを書かせて、彼自身への注意点も書き込みます。

太郎の場合は、苦手な国語は有名中に取り組み出してから成績が伸び始めました。太郎は整理をするのが苦手、問題文一つとっても、整理ができていないような状況でした。だから、質問文の整理の仕方や、問題文の読み方から、記述の書き方、言葉の意味など一つひとつ付き合いながら説明しました。最初は時間がかかりますが、徐々にできるようになってくるとかかる時間も減ってきて、取り組みに前向きになっていったように思います。

余談ですが、語彙力については、秋ごろから語彙力プリント(語彙プリ)が始まります。このプリントを丹念に繰り返すと語彙力が向上しますので、今は語彙力がなくても、出てきた分からない言葉を1つ1つを教えるというので良いと思います。

時間をかけて、しっかり付き合う

答えの導き方を説明するように書き、どこを注意するべきかをノートに記す。ただそれだけですが、出来なかった問題を直すのですから、「見直し」には時間がかかる。このこともしっかりと教えたい1つです。親としては、これにはいくつかの効果を期待してしまいます。1点目は親の指導がなくなって、ひとりで取り組むようになったときでも、当たり前のように直しに時間をかけられるようになること、もう1つは、間違いが減ると見直しも楽になることを体感させて、試験(テスト)で頑張ろうという気持ちを起こさせること。だから、直しは時間をかけてしっかりと付き合うようにします。まあ、中学生となった今、太郎ができているかというと(苦笑)・・・。

有名中が終わると今度は志望校の過去問取り組みが始まります。有名中でペースをつかんでください。皆さまが良き夏を過ごせることをお祈りいたします。

サピ親父
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